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警備ロボットR001の海外予約開始、自動車メーカーが巡回に参入

警備ロボットR001の海外予約開始、自動車メーカーが巡回に参入を表すイメージ画像

ニュースの概要

中国の自動車ブランドOMODA & JAECOOは10月26日、提携先のAiMOGA Roboticsがロボット製品の世界向け予約を始めたと発表した。対象は3機種である。高級施設の受付を想定した人型サービスロボットMornine、公共の場の巡回を担う警備ロボットR001、病院で患者を案内するロボットRN001だ。車のブランドが販売網を使って、受付、警備、医療案内という人の代わりに立つ仕事を一度に売り出す形になる。ロボット単体の性能より、どの現場で誰が売るのかという流通面の動きが目を引く発表である。

引用元: OMODA & JAECOOの提携先AiMOGA Robotics、警備ロボットR001などの海外予約を開始(GlobeNewswire)

分析・見解

車の販売店がロボットの売り場に変わる

今回の発表で最も重要なのは、ロボットの性能ではなく売り方である。AiMOGAは自動車ブランドの海外販売網を通じて、ロボットを予約制で世界に出そうとしている。これまで警備ロボットは、専門メーカーが個別の商談で一台ずつ売るのが普通だった。

自動車メーカーには、部品の調達、量産、修理拠点、保証の仕組みがすでにある。ロボットが壊れたとき、近くの販売店が対応できる世界が見えてくる。

受付、巡回、案内を同じ設計で作る強み

Mornine、R001、RN001は用途が違う。しかし、人を見つけて、近づき、話しかけ、異常を知らせるという基本動作は共通している。同じ部品とソフトを使い回せれば、開発費は下がる。

車でいえば、同じ土台から複数の車種を作る考え方に近い。専用機を一台ずつ作る競合より、価格を下げやすい。日本でも、警備や受付ロボットは数百万円から一千万円を超える例が多く、価格差は導入のしやすさに直結する。

巡回ロボットは便利だが、万能ではない

巡回ロボットの得意分野は、決まった道を毎晩同じように歩き、いつもと違う状況に気づくことだ。人は疲れるが、機械は疲れない。一方で、階段、悪天候、人混みでの判断は今も弱い。

不審者に対して実際に取り押さえる力もない。だから現実的な役割は、人の警備員の代わりではなく、目と記録係である。異常を見つけて人を呼ぶまでが仕事だと割り切ると、費用に見合う場面が見えてくる。

予約開始は、納品実績とは別の話

予約の開始は、契約の確定でも、現場での実績でもない。海外のロボット企業では、予約数を大きく見せても、納品が遅れたり、仕様が変わったりする例がある。

公共の場では、顔や映像の扱いに各国の法律が絡む。欧州の個人情報保護規則に合う設計か、映像データがどこに保管されるのか。ここが説明できなければ、売れる数は伸びにくい。今後は性能の発表より、実際の導入先と運用データの公開が評価を分けるだろう。

ビジネスへの影響

警備会社は価格の下落を前提に計画を見直す

自動車系の量産ロボットが出てくると、警備ロボットの価格は下がる可能性が高い。警備会社にとっては、機械を買うか借りるかを決めるときの前提が変わる。

今すぐ導入しない場合でも、三年後の更新時期に合わせて比較表を作っておくとよい。見るべき点は、本体価格、月額の保守費、通信費、故障時の代替機の有無である。人の巡回一回あたりの費用と並べると、判断しやすくなる。

夜間の巡回など、人が集まりにくい時間帯から試すのが現実的だ。

施設の持ち主が先に確認すべき三つの点

商業施設や病院、工場の責任者は、機能の一覧より先に三つを確認したい。一つ目は、映像や音声のデータがどの国のサーバーに置かれるかである。二つ目は、日本語での対応と、国内に修理拠点があるかである。三つ目は、事故が起きたときの責任の分け方である。

海外製ロボットは、機能が良くても、保守と法令対応で止まる例が多い。小さな現場で三か月試し、誤報の数と人の手間を数字で測ってから広げるのが安全だ。

予約が先行する段階の製品は、仕様が変わる前提で契約条件を組むことも忘れてはならない。

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